7月28日 護摩法要のご案内 ~蝉の声を聞きながら~

今日、田んぼの中干しが終わりました。
ひび割れるまで乾かした土に、これからしばらく水を入れ続けます。流れる水が、乾いた田を静かに満たします。
中干しには、根がしっかりと張るように、また、これ以上余分な株を増やさないようにするという意味もあります。株が増えすぎると、かえって収穫量が減ってしまうのだそうです。一度厳しい思いをさせた田に、また水が戻る。そのくり返しで、秋の実りへ向かってゆきます。
それにしても、今年の暑さは尋常ではありません。
田を見回っているだけで、汗が止まらない。木陰に入っても、風はぬるいまま。
境内で鳴いている蝉の声を聴くと、いつも想います。
蝉は七年ほど地中で過ごし、ようやく地上へ出てくると言われます。長い長い暗がりの中で、じっと外の世界を待っていた。
それなのに、やっと出てきた世界が、これほど暑い。
あの声は、喜びの声ではなく、嘆きの声なのかもしれない。「七年待って、出てきた世界がこれか」と。
それでも蝉は、短い夏を惜しむように、今日も精いっぱい鳴いております。
私たちも、精いっぱい生きてまいりましょう。

護摩法要 詳細
| 日時 | 2026年7月28日(火) 午前11時より |
| 場所 | 葛尾山福性寺 本堂 |
※ 法要開始10分前には、短い法話を予定しております
「この暑い盛りに、わざわざ火を焚くのか」と言われることがあります。
けれども、護摩の炎は、私たちの焦りや苛立ちや欲といった内なる熱を、代わりに引き受けて燃やしてくださる火です。外の暑さに参っている時ほど、炎の前に座ると不思議と心が静かになる。汗を流しながら手を合わせるひとときも、また尊いものです。
ご参拝は自由です。どなたでも、お気軽にお越しください。
本堂入口には添え護摩木をご用意しております。お気持ちを込めてお書き添えのうえ、お不動様へお納めください。
また、今回はお弁当のお接待をご用意しております。暑い時期ではございますが、どうぞ一息ついていってください。

最後に、ひとつだけお願いがございます。
この酷暑です。決してご無理をなさらないでください。
- 水分をこまめにお取りください。
- 涼しい服装でお構いません。どうぞ楽な装いでお越しください。
- お車でお越しの際も、道中どうぞお気をつけください。
- 少しでも体調がすぐれない時は、どうぞお家でお過ごしください。
お参りに来られなかった方のためにも、護摩の炎の前で、皆様のご健勝を祈念させていただきます。
暑さの厳しい折です。皆様、どうぞご自愛くださいませ。
南無大聖不動明王
合掌

